子どもがお気に入りの毛布を離さないのは困ります

スヌーピーの漫画「ピーナッツ」に登場するライナスという男の子が、いつも手にしているのが「安心毛布」です。
心の安定を保つために、いつも毛布を持ち歩いていることで有名になりました。

 

「安心毛布」は、だいたい子どもが1歳になる頃、自立心を持ち始める時期から見られるようになります。

 

たまたまいつも身近にある、手頃でやわらかくて、抱きしめやすいものが対象となりやすいです。

 

一番人気は毛布で、次にぬいぐるみがつづきます。

 

どうして、そのような毛布やぬいぐるみを大切にするのかというと、自立がはじまり、ひとりで世の中に面とむかって行こうとする時に、いつもよりよけいに勇気や精神的安定を必要とするからなのです。

 

一般的に社会では、この毛布やぬいぐるみの存在にいい顔をしません。むしろ、よくないこと、早期に手放さなければと思いがちです。

 

いつもそれがないと、安心できずに精神的に不安定なまま大人になるのではないか、と危惧します。

 

しかし実際には、自分で愛着の対象をつくりだして、それに頼りながらも自立を目指す子どもは、とても自足的で、環境に適応していく能力があるのです。

 

小さな子どもが、特定の対象に重要な意味を持たせて、完全に信頼できるということは、知的にも認知的にも成長の証となります。

 

ですから、いつまでも手放さない毛布を無理やり取り上げる必要はありません。

 

いずれ子どもは、毛布やぬいぐるみを卒業するので、それまでの時間を楽しめるようにしたいですね。