何を言っても「いや」としか反応しない子ども

「お散歩に行こうか」「おやつを食べようか」「お昼寝しようか」などなど、日常の会話において、何を言っても返事は「イヤ!」という時期があります。

 

これも歩き初めから、三歳それ以上の幼児によく見られますね。相手をしているこちらは、チョット腹が立つというかうんざりしてしまう時期です。

 

歩き始めると子どもは、なんとか自立して自主的に行動しようとします。体の自由を身につけてくると、次に心理的なもの社会的なことがらを自由にしたいと思います。

 

これが、何にでも「イヤ!」という大きな原因です。

 

限られた語彙の中から、自分のパワーを示すもの、周りの反応が得られる最も効果のある言葉が「イヤ!」に集約されるのです。

 

自分の思いを表現して、周りの注目を浴びる言葉なわけです。

 

この時期は、親も「ダメ」や「いけません」などの否定的な言葉を使うことが多いものです。
とにかく、ちょっとでも目を離すと台の上に登ったり、道路に飛び出そうとしたりしますから「ダメ」の回数も増えますね。

 

子どもは大人の真似をするので、こういう否定の言葉をいつも聞いていると、同じようなパワーを持つ言葉を使うようにもなるのです。

 

親の方も「走っちゃダメ」ではなくて「ゆっくり歩こうね。」と言葉かけを変えていけるといいですね。

 

なんでも反射的に「イヤ!」と答えるので、いちばんいいのは、「イヤ!」という返事がしにくい質問やたずね方をするといいです。

 

「ご飯を食べる?」の場合は、「ごはんにする?パンにする?」という具合に、「靴を履きなさい」から「青い靴をはく?緑のにする?」と話しかけて、子どもに考える時間を与えると、少しずつ「イヤ!」から卒業していけますよ。